こぐまの解放日誌

自分のことを見つめ直す時間。韓国語とわたし。

結局は〇〇しかない!【TOPIK54番との戦い】

今回はTOPIKⅡの54番問題について感じたことを書いていきます。

冬の始まりとともに記憶が薄れ始めたので忘れないうちに。

 

あらかじめお話しておきますが、決してわたしはTOPIKの達人でもなんでもなく……4年前に1度6級に合格していますが쓰기の点数が低く、ギリッギリッの合格者です。そして2022年度秋に受験するも何点取れたかはわからない平凡学習者であります点をご了承のうえ読んでくださいね。

 

 

 

2018年の成績はこちらに公開中↓

kogumakorea-japan.com

あれ?ずいぶん変わった?

わたしが今回10月の試験に向けてのトピ勉スタートは勉強会への参加でした。

Twitterで呼びかけてくれた方がいて、通話アプリmocriで쓰기の勉強会に参加させていただきました。

 

各自、54番問題から1テーマ選定して、模範解答や重要ポイントなどを発表。他の方のテキストの問題を見て、あれ?なんだか前と違うな……と感じました。わたしが4年前に受験したときのテキストは2016年発行のもの。以前の54番は「あるテーマについて賛成か反対かの立場を明確にして、その理由を書け」的な出題でしたが、どうやら今は違う。丁寧に書くポイントを3つ挙げてくれていますので、どちらかというと書きやすくなったかもしれません。

 

ひとりではなく同じ試験を受ける仲間と一緒に勉強できることの心強さはもちろん、誰かの前で発表するということにより少しでも記憶に残ると思いますので勉強会の開催、参加はオススメです。

 

まずは慣れることから

普段の勉強は孤独との戦い。

 

何から始めるか。

日常的に韓国語で論文書いてます!という人でなければ54番については、対策は必要だと思います。そしてある程度の手間と時間を割く覚悟も。「たった3日で楽して書ける」って方法があればいいですけどね……。

 

いきなり700字って言われても何から始めたらいいか呆然としました。

しかしSNSには、毎回TOPIKを受験されている経験豊富な方々がたくさんいます。これを参考にしない手はありません。

 

そこで見つけたのが……模範解答筆写!!

 

わたしも正直最初はちょっと面倒だな、やったほうがいいのかな、やると書けるようになるのか?とあまり乗り気ではなかったのですが、何もしないよりはいいはず!と始めることにしました。

 

そして結論。いいと思う。

 

その理由は……

  • 「書く」ことに慣れる
  • 原稿用紙の使い方を覚える
  • ペース配分がわかる 

 

まずは700文字というボリュームがどれくらいなのか、どんな時に読点を入れるのか数字はどう表記するのか。そして、どのへんまでで序論を書き、どこらへんから結論を書き始めるのか。すべてにおいて、ただテキストを見てわかったつもりになっているのと、実際ペンを動かして書いてみるのとでは大きく違います。

 

悩むなら書け!です。

 

どうしたらいいかわからず、行き詰っているならとりあえず筆写してみる。ただこれをやれば書ける!わけではありません。あくまで基礎作り。試験日まである程度の期間があることが条件になってきます。

 

じゃあ、どう書くのさ?

次にぶちあったのは「自分の意見」との向き合い方です。

 

死刑制度、環境問題、教育問題……出題されそうなテーマのニュース読んで自分の意見まとめるの?そもそも日本語でも書けないよ。自称・まじめなこぐまは悩みました。

 

途方にくれていたとき、twitterでコメントをいただいてハッとしたんです。

 

あれ、もしかして自分の意見をゼロから組み立てる必要はないのかも……

 

もちろん、韓国のニュースをしっかり把握して自分の意見を持ち、それを理論的に韓国語で700字書けることが理想であり、それでこそTOPIK6級なのかもしれません。だけどそれってかなり険しい道のりで心が折れるじゃないですか……。

 

どんなテーマが出題されるのかわからない状況で、ひとつひとつのテーマについて、自分がどう考えるのか、それはどうしてなのか、それをどう韓国語で表現するのかをやっていこうとしたらいくら時間があっても足りません。

 

就職試験ではないので、あなたがどんな考えを持った人なのかが重要なのではなく筋の通った文章を正しい韓国語できちんと書けているかが評価の対象のはず。極端に言っちゃえば必ずしも自分の意見でなくてもいいのかもしれません。

 

54番の序論や結論の表現はさまざまなテーマに共通しています。お決まりのフレーズ、パターンがある。これは筆写をしたことにより気づいたこと。もちろん、模範解答丸暗記はだめだけど利用できるところは利用して一部分を自分の意見に変えればいいのかも。

 

そう思ったら少し楽になりました。目の前に広がっていた海に一筋の道ができたような。すべて自分で組み立てなければならないわけでない、序論と結論はほぼ決まったパターン。本論はこのテーマが来たらこう書く!と決めておくことが大切だと思います。

 

でもさ、テーマっていっぱいあるじゃん?

各テーマについてはまとめられているテキストが非常に役に立ちました。

↓参考はこちらの記事

 

kogumakorea-japan.com

(2023年版も発売されているようですので、これから買う方は新しいのをお求めください。)

 

そのテーマをひとつひとつ熟読しなきゃいけないのか?もちろん熟読できたら最高です。ただナマケモノのこぐまは考えました。

 

そうだ!自分に関連のないテーマからにしよう!

 

例えば……

子育て中の方ならキッズゾーンについて

ワンちゃんがいる方なら動物の飼育放棄について

ドラマ「医師 ヨハン」を観た人なら安楽死について

は、多少書けそうな気がしませんか?(↑すべてこぐま目線)

 

身近な問題なら、自分に関係のあるテーマだったらある程度は書ける。

だから、そういうものは使う単語を押さえるくらいにして、「このテーマが出たら絶対書けない」からいきました。

 

AIとかクローン人間とか……あとは抽象的なテーマ「指導者とは」とか「意思疎通の重要性」もぼんやりしていて書きづらい。

 

なので順番としては

「出たら困るな」的問題

「これ出るかも」的問題  高齢化とか異常気象とか一般的なやつ

「なんとか書けそう」的問題

で取り組みました。

 

やっぱりこれも書いてみる。全然ダメダメで投げ出したくなるけどどうにか書く。そして誰かに見てもらいたい方はカフェトークなどで添削してくれるレッスンもあるので利用するのもいいと思います。

 

結局書くしかない!!

結論としては、ごめんなさい!

やっぱり「書いてみる」しかないと思います。試験前にいっさい書かずに当日スラスラ書けました!はないと思う。いかに準備するか。

 

裏面が白紙のまま提出の方もちらほら見えたのですが、せっかくTOPIKを受けに行ったなら、せめて最初の1文でも書いて爪痕残しましょう!

 

書けます。書けないことはない。

TOPIKを受けるとこまで韓国語を勉強してきたあなたなら書けるはず。TOPIKという心身ともに過酷な試験に心折れないためにも、すこしずつ少しずつ。

 

厳しい冬を乗り越えて、春には努力の結果が花咲きますように。