こんにちは。こぐまです。先日、こんなことをつぶやきました。
「できない」ずっと自分でそう決めつけてたこと。今日できました。誰かに「できるよ」って言われても自分がゴーサイン出せなかったこと。震えて足が踏み出せなかったこと。昨日までのわたしとは違う自分になれた気がする。おつかれさま、わたし。
— こぐま (@kogumayumeiruda) 2023年1月17日
何も聞かずに「頑張ったね~」「おつかれさま」って言ってくれる皆様……温かい。
今日はそのチャレンジについてのお話です。
まずは準備から
遡ること2ヶ月。
ハン検1次試験から一夜明け、興奮も疲れも冷めやらぬ11月14日、新しい学びをスタートさせていました。
興味があると飛びついてしまう。自分に休む暇を与えないのでいっぱいいっぱいになりがち、いつも何かに追われてます。でもそんな生活が好きなのかもしれません。
ここ数年、カフェトークの先生方から「ここまで来たなら韓国語教えればいいじゃない」って言われることが多くなっていたのですが、自分的には考える間もなく「無理」と思っていました。
ハン検1級とか合格しちゃってんだからできるでしょって思ってくださっているかもしれませんが、恥ずかしながらわたしの韓国語は穴ぼこだらけ。「なんとなく」の感覚で前に進んできてしまった部分も多いのです。
だけど、ここまで来ていつまでも「自信がない」と言っているわけにはいかない。ハン検1級やTOPIK6級を目指して日々、一生懸命勉強している皆さんにも顔向けできない……。
そこで、講師養成講座を受講することにしました。
教員資格がもらえるものではないけれど、講師経験豊富な先生が実務的な内容を惜しみなく教えてくださっています。それに平行して韓国語を1から勉強しなおす必要がありますが、宿題として資料つくりなどがあるので、改めて韓国語について考える機会をいただいています。
人生初レッスン
例のつぶやきをしたあの日。
こぐまの韓国人生において初めて誰かに「教える」ということをしたのでした。
40分間という時間をいただいて、実際に韓国語を学んでいる方にレッスンをさせていただきました。
結果、楽しかったです!
不思議と緊張もせず、途中、予想外の質問も出ましたが理解していただけたようで、受講者の方には「わかりやすかった」とのお言葉をいただきました。
もちろん、授業の様子を見ていた先生からはありがたいご指摘をたくさんいただきました。学習者さんそれぞれの段階において伝えるべきこと、混乱してしまうからまだ伝えないほうがいいこと、そのタイミングの見極めって難しいなと思いました。
と同時にやはり大きな責任も感じました。間違ったことを教えてしまったら、その人はそれを正しいと信じて進んでいってしまう。その責任の重さをわかっていたからこそ、わたしは「教える」ことを「できない」と自分に言い聞かせていたのかもしれません。
でも、わたしにとって人生の支えでもある韓国語。
同じように韓国語によって人生がより楽しくなる方のお手伝いができたら、という気持ちに明かりが灯った日でもありました。
そして思うこと。
最近、韓国語の基礎を勉強していて思うのですが……
韓国語って難しくない?
自分も含め、みなさんよくここまでこんな難しい外国語を学び続けてきたなぁと感慨深く思ったりしてます。
でもわたしは不思議と
「韓国語できない」「韓国語なんてもう無理」と思ったことはありません。
自分が「無理」と思っていることはできるはずがない。
「教えることは無理」とずっと自分に言い聞かせ、動けなくしていた呪縛から抜け出すことができました。それは怖かったけど「できるかも」と思ってみたから。
失敗して恥をかいたり、やっぱり「できなかった」って落ち込むかもしれない。
でも、実際やってみての「できない」とやらないでの「できない」は違います。
そして……「いつか」は待っているだけじゃ永遠に来ない。
だから「いつか」を設定し、「できる」と思うことからスタート。
誰かに教えるためにはまだまだ時間がかかりますが、まずは第1歩。
わたしがおせっかいながら常々思いを馳せているのは、
各種試験の合格発表の裏で「ダメだった」「わたしなんて…」って人知れず韓国語から離れていく人。
いざネイティブと話してみて「話せない」と悩む人。
十分頑張っているのに、足りないって落ち込んで自分を責めてしまう真面目な人。
韓国語始めようと思ったけどつまづいてどうしていいかわからなくなってしまった人。
いつか、そんな方々に寄り添えるお手伝いができたらいいなと思っています。
まずは、韓国語の世界にこれから飛び込んでみたい、でもひとりでは怖いという方と共に楽しく進めることを目標に。
あなたが「できない」と思っていることは何ですか?もしかしたらそれ、自分に「できない」と言い聞かせているだけかもしれませんよ。
以上こぐまでした。