今年の汚れ、今年のう~ち~に、ということでキッチンの換気扇掃除をしました。こぐまです。
今年の試験についても今年のうちに書いちゃおうということで。今回はハン検1次対策に関する記事です。
1級1次対策、どのような勉強をしたの?
いうご質問やリクエストをいくつかいただいたので思い出して書いてみたいと思います。
とはいえ、いつも読んでいただいている方はご存じの通り、眼からうろこの出るような画期的な学習法などは登場しません。あくまで平凡な学習者こぐまの勉強についてのお話になりますのでご了承くださいませ。
いつから、どのくらい?
2021年秋の1級初受験で打ちのめされてからは過去問も奥深くにしまっておいたので、しばらくハン検対策としての勉強はしていませんでした。試験を受けた後はきちんと復習するというタイプではありません……。過ぎたことはいったん過去として葬るタイプです。
2022年11月の試験に向けて勉強を始めたのは8月中旬のようです。9月、こんな記事を書いていました↓
スタディプラスの記録を見るとハン検対策の勉強時間は
8月中旬~10月中旬まで1日平均30分
10月中旬~10月末まで1日平均1時間
11月に入ってからは1日平均2時間
を費やしていました。
10月16日のTOPIKも受験したため、トピック試験が終わるまでは作文対策などに時間を割いていました。家族がいる休日は試験勉強する時間は取れないことも。
何をやったのか?
ハン検過去問題集
基本的には過去問です。
持っていた過去問題集は4冊。
+自分の受けた回(2021年秋)の問題+後から購入した1回分の過去問。
過去問を1回分ずつ通してやるのではなく、大問1と2だけとか、その日の気分によって。もともとスキマ時間学習者なのでがっつり何時間も勉強したという経験がありません。なので短時間勝負という習性あり。1度やっただけでは定着しないのは百も承知なので、昨日やったところをまた今日やる、というかたちで記憶を積み重ねていきました。
そしてわたしの苦手だった大問4については、試験1か月を切るまで放置。
なぜか。
「できない」という気持ちで心が折れてしまわないように。他の問題を「わかる」状態にしてから苦手なものには集中して取り組みました。(試験2週間前くらい)
後から購入した1回分の過去問は力試しとして試験3日前に模擬試験的に自宅でリスニング→筆記の順でやりました。同じ過去問を何度もやっていると「いけるかも」と勘違いしてしまいますが、新しく解いた問題には「初めまして」の単語がたくさん……。
ただ、昨年の秋には「選択肢4つ全部わからない単語」状態でしたが、この時点で「選択肢のうち3つはわかる」程度にはなっていることを確認できました。
1級の出題範囲は「なし」。つまり何が出ても文句は言えないわけです。それでも過去問を解いていると、何度か出題されている頻出問題も見えてくる。最後に出題される作文については、ノートを作り韓作文を何度も書いてみました。
(1級合格者の声優・景山梨彩さんのYouTubeを参考)
慣用表現対策
1級の肝とも言えるのが慣用表現ではないかと思います。
そのまま直訳したのでは???だけど、慣用表現を知っている人だけがその意味を理解できる。
9月のブログ↑で紹介した「韓国語の慣用句・ことわざ・四字熟語」については、わからないものがないように何周かしました。付属のCDは運転時のシャドーイングに時々利用。でも、過去問を見ると、この本に出ているのだけでは足りないという感じがしました。
![使ってみよう韓国語の慣用句・ことわざ・四字熟語 [ 河仁南 ] 使ってみよう韓国語の慣用句・ことわざ・四字熟語 [ 河仁南 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3411/9784876153411.jpg?_ex=128x128)
使ってみよう韓国語の慣用句・ことわざ・四字熟語 [ 河仁南 ]
- 価格: 2200 円
- 楽天で詳細を見る
「1000key Korean」と「合格トウミ」については、1周できていないまま試験に臨んでいます。
以前、とんそく子さんが紹介されていた「1000key Korean」は例文もあって音声つき。(改訂されていないのか、ところどころテキストと違う音声あり)難易度も表示してあるので、時間があればきちんと取り組めるといいと思います。
「トウミ」はハン検協会さんの公式テキストでありますが、1級は出題範囲が決まっていない、トウミからすべてが出題されるわけではないという点から、(もちろん、めんどくさがりなだけですが)単語を順番にやっていく……という作業は最初から捨てました。ただ、慣用句と四字熟語の部分は試験2週間目になって「やったほうがいいな」と慌てて取組み始めました。
書かずに意味を隠して覚えていく、覚えられてないものは付箋を貼り、だんだんとはがしていく……という方式です。しかしこちらも試験当日もまだたくさんの付箋がついたままでした。
リスニング
リスニングのために、特別意識してニュースやラジオを聞くとかはしませんでした。こちらも持っている過去問はひととおり1度はやりました。パダスギ問題は抜き出して文章として書けるように。
前回の試験の1問目
「テッペゴ クァンネゴ……」って言うイ・ジェウク先生の声が韓国語に聞こえなかった理由。
頭の中でハングルに置き換えられなかったから。当たり前のことだけど、私が常々感じていること。
頭の辞書にない言葉は聞き取れない
試験1問目の先制パンチ、こんなの韓国語じゃない!って逃げ帰りたくなってしまったのは私の辞書にはなかっただけでちゃんと韓国語でした。
때 빼고 광 내다 垢ぬける、おしゃれをする
書いてみるとそんなに難しい単語ではない。でも知らないから聞き取れない。やっぱり語彙を増やしてそれを音で聞き取ることができるようになるしかない、ということです。
結局は……
覚えるしかないんです。自分に合う方法を見つけて頭の中の辞書に語彙を増やしていく。それしかないんです。そんなのわかってるよ、と思った方、ごめんなさい。
でも考えてみたらわたしたち、ハングルなんて最初は読めなかったじゃないですか。それを読めるようになって意味を理解して聞き取れるようになったのはどうしてか?
一生懸命指導してくれた先生がいるかもしれない、その助けもあったかもしれない。でもみなさんが今まで出逢ったテキスト、ドラマやYouTube……その韓国語を自分の中にストックしていったのは他ならぬあなたの力。いままで歩いてきた道そのもの。
1級も5級も過程はおんなじです。くじけず前に進むのみ。少しずつ少しずつ。
「あの人は受かったのに、わたしは……」なんて落ち込まないでください。環境もスピードもみんな違う。それから級だけでは本当の実力ははかれない。初級の方でもわたしよりしっかりした基礎をお持ちの方もたくさんいる。1級に受かった者として恥ずかしくないように、「あの人あれで1級なの?」ってがっかりされないように現在ハングルからもう一度勉強中です。
1級に受かったらゴール?
むしろ、わたしは自分の足りない部分と向き合うことになりました。来年は足りない部分の穴埋めをしながら前に進んでいきたいと思っています。
今年もあと数日。みなさんが健康で新しい年を迎えられますように。