後悔はしないタイプです。
というか、しないようにしています。
「後悔先に立たず」と言うように、その時はそれがいいと思って選んだ道や行動なのだから。
もし、あの時に戻れたら「こうするかもしれない」と思っても、決してその時に戻れることはないのだから。
あえて、あの時ああしていれば良かったのかな、と思うことを挙げるとすれば、それはやはり勉強についてです。
中学までは勉強が得意だと思っていたけれど、進学校に入った途端、勉強が嫌いになりました。
わからないからつまらない。
つまらないからやりたくない。
もし、あの時きちんと勉強していたら……どう人生は変わっていたのでしょうか。
あとは育児休暇をいただいていた期間。
韓国語とは少し距離を置いていました。何かを見つけたいと思っていろんな教室に通っていました。
憑りつかれたかのように、毎日のように赤ちゃんだった娘を連れて、アロマ、子育て、自然食……新しいわたしを探しに。
でも、本当はすでに近くにあったんですよね。
韓国語という大切なものが。
他のものに目を向けていた時間、すべてを韓国語に費やしていたら、今わたしの韓国語はどうなっていたでしょう。
なんて。
でも、勉強するのがもういやだったから働く道を選び、社会で働く機会を得ました。
きっとこの道を選んだから、夫や子ども達に会えたのでしょう。
一生懸命、別の道を探したからわたしには韓国語しかないと気づけました。
もちろん、そこで出会えた人たちもいます。
わたしたちの人生は選択の連続。
今日の夕飯は何を食べるか、明日は何をしようか。
きっと何かひとつ選択が違うだけで人生の方向は変わっていく。
だから、今日の選択を大切に。
自分のこころの指し示すほうに。