こぐまの解放日誌

自分のことを見つめ直す時間。韓国語とわたし。

コメディかと思って観たら……[Day15 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ]

お題に沿って、オススメしたい映画は……

 

日本の映画「サバイバルファミリー」です。

 

公開された当時、映画の予告編をテレビで観ました。

主役が小日向さんだということもあって、コメディだと思い込んで観始めましたが、いい意味で裏切られた作品です。

 

高校生の子どもたちは、食事中も携帯を手放せない。 

まさにそんな現代の一般家庭の朝の食卓から物語が始まります。

 

しかし、いつもとなんだか様子が違う。

電子レンジもガスコンロも携帯も使えない。高層マンションに住む家族はエレベーターが使えないので階段を利用するしかない。

 

一時的な停電なのだろうと思っていたけれど、何かがおかしい。

車もATMも使えず、街はどんどん麻痺していきます。そんな状況でもどうにか会社に出勤し、仕事をしようとする「ザ・日本人」の姿は笑うに笑えません。

 

水も値上がりし高値で売る人も出てきますが、社会が機能していない状態ではお金はただの紙切れ。生き延びるために人間たちの変わっていく姿。

 

主人公の家族にもさまざまな困難が訪れて……。

 

こんな日が突然やってきたらと考えるだけでぞっとします。

いかに電気や情報に依存しているか。警告を鳴らす映画とも言えます。

 

人間にとって大切なことは何か、豊かさとは何か、考えさるきっかけを与えてくれるでしょう。

家族は生き延びることができたのか、電気は戻ったのか、世界はどう変わったのか、気になる方はぜひご覧ください。